リスティング広告の運用に携わる方が、Google アナリティクスのレポートを見ていてまず疑問に思うことのひとつが、「Google アナリティクスと広告の管理画面でコンバージョン数が一致しないのはなぜか?」です。

Google アナリティクスとAdWordsなどのリスティング広告では、コンバージョンの計測方法が異なります。
結果としてコンバージョン数が一致しないのですが、その違いについてご紹介します。

関連付けられる参照元の違い

Google アナリティクスでは、最終的にコンバージョンに寄与した参照元にコンバージョンが計測されます。

AdWordsやスポンサードサーチでは、コンバージョンに寄与したクリックにコンバージョンが計測されます。
広告をクリックしたユーザーが、その後別の参照元で再訪してコンバージョンに至った場合でも、クリックされた広告にコンバージョンが計測されます。

計測日時の違い

Google アナリティクスでは、ユーザーが最終的にコンバージョンに至った日時にコンバージョンが計測されます。

AdWordsやスポンサードサーチでは、ユーザーが最後に広告をクリックした日時に遡ってコンバージョンが計測されます。

対象期間の違い

AdWordsやスポンサードサーチは、最後に広告をクリックされてから 30日(規定値)以内にユーザーがコンバージョンに至った場合のみコンバージョンが計測されます。

Google アナリティクスと広告の管理画面で、セッション数とクリック数、それぞれのコンバージョン数の差があまりにも大きい場合は、広告からのアクセスをきちんと判別して計測できていない可能性があります。

AdWordsであればGoogle アナリティクスとアカウント連携がされ自動タグが有効となっているか、他の広告であれば広告のリンク先URLにカスタム キャンペーンのパラメータが振られ、広告からのアクセスを判別して計測できているかをご確認ください。