昨年の10月~11月にかけてGoogle アナリティクスのAdWords レポート配下に追加された「ツリーマップ」が、すべてのトラフィック配下にも追加されました。
集客 > すべてのトラフィック > ツリーマップ
ツリーマップでは、各流入経路の量の割合と状態の良し悪しを視覚的に比較することができます。
ツリーマップで表示されるディメンション
レポートを開くと、「デフォルト チャネル グループ」のデータが表示されています。
ツリーマップの各エリアをクリックすることで、以下のようにデータをドリルダウンして分析することが可能です。
- Direct > ランディング ページ
- Organic Search > キーワード
- Paid Search > キーワード
- Display > 参照元
- Referral > 参照元 > 参照 URL
- Sosial > ソーシャル ネットワーク
- Emai > ランディング ページ
Organic SearchやPaid Searchでは、「プライマリ ディメンション」を変更することで、ディメンションを「参照元」や「ランディング ページ」に切り替えることができます。
ツリーマップの指標とレポートの見方
ツリーマップでは、2つの指標にもとづいてデータが可視化されます。
長方形のサイズを決めるのが「メインの統計情報」で選択されている指標で、色とその濃度を決めるが「サブの統計情報」で選択されている指標になります。
メインの統計情報
量的な指標で、数が多いほど長方形が大きく表示されます。
デフォルトでは「セッション」になっており、以下の指標に切り替えることができます。
- セッション
- 新規ユーザー
- 目標の完了数
- 目標値
- トランザクション数 ※要eコマース設定
- 収益 ※要eコマース設定
サブの統計情報
相対的な指標で、色の違いとその濃さで状態の良し悪しを表示します。
緑は良好、赤は悪い状態を表していて、緑色が濃くなるほど良好、赤が濃くなるほど悪い状態となっています。
デフォルトでは「ページ/セッション」になっており、以下の指標に切り替えることができます。
- コンバージョン率
- ページ/セッション
- 新規セッション率
- 直帰率
- 平均セッション時間
- 1 回のセッションあたりの値 ※要eコマース設定
- e コマースのコンバージョン率 ※要eコマース設定
指標を「新規ユーザー」対「コンバージョン率」に切り替えれば、新規顧客の獲得に貢献している参照元やキーワードを確認できます。
緑色の濃い流入元の数を増やすことができれば、新規顧客の獲得の強化につながります。
ブログなど明確なコンバージョン地点がないメディアなら、サブの統計情報を「平均セッション時間」にして、自然検索からのセッションを確認します。
指標を「セッション」対「平均セッション時間」に切り替え、「Organic Search」をクリックします。自然検索のキーワードが表示されますが、このままだと大部分を「(not provided)」が占め参考になりません。
ツリーマップの下 検索窓の横にある「アドバンス」をクリック、「除外 - キーワード - 含む - (not provided)」と入力し「適用」をクリックします。これでツリーマップ上から「(not provided)」が除外されます。
「Organic Search」にドリルダウンした状態で、ツリーマップの下にある「プライマリ ディメンション」を「ランディング ページ」に切り替えれることで、集客につながっている記事をチェックすることができます。
緑色が濃い=サイトへの関心が高いユーザーの集客につながっているキーワードや記事の傾向を分析し、新しい記事作成の参考とします。
数値での比較に比べて、ツリーマップの視覚的な表示のほうがはるかにわかりやすく、状態の把握が容易です。
各流入経路を細かく分析する前に、まずはツリーマップを見て全体の状態を把握しましょう。
Google アナリティクスのツリーマップレポートについての詳細は、下記を参照ください。