熊本でWebマーケティング事業を行う株式会社利他の蔵(以下、利他の蔵社)にインタビューをさせていただきました。

利他の蔵社では、グループ企業様の商材を主に扱っており、その広告運用の中で、SO Technologies(以下、SOT)が運営する運用型広告プラットフォーム『ATOM』をご利用いただいています。

少人数で運用されているご状況の中で、一度『ATOM』を解約されたのですが、再び2019年12月からご利用いただいています。ご解約された間はどのように運用されていたのか、再度のご利用にあたっての導入理由や、再導入での工数の変化などを伺います。
今回お話を伺ったのは、株式会社利他の蔵 営業本部 WEBマーケティング部 アカウント運用課の中山 翔平様です。

Summary

 ご利用企業名   株式会社利他の蔵
 ご利用期間    2017年~2019年4月/2019年12月~現在
 課題       (初回導入時)扱う媒体が増え、運用業務の工数が増えていた
          (再導入時)工数の削減・業務が属人的になり、引継ぎや育成に支障が出ていた
 決め手      対応媒体の種類/価格面
 活用方法     月毎朝の進捗管理/週1回の定例ミーティング用のレポート作成
          LPごとのABテストなど、細かくキャンペーンを分けて運用
 効果・成果      10~15時間/月の進捗管理の工数がまるまる削減
          約12時間/月の定例用レポート作成工数が削減


御社の事業内容と特徴、ご担当されている業務内容をお教えください。

中山氏: 利他の蔵は、熊本にあるRITA GROUPの1社となります。弊社はWeb広告の運用代行事業をしておりまして、グループ会社の株式会社利他フーズが販売している馬刺しとペットフード、同じく株式会社RITA-STYLEが運営しているプライベートジムを主に扱っております。他社様の案件もいくつかお受けしていますが、メインはこの3商材で、グループ会社の商品のマーケティング部分を弊社が請け負っている形ですね。同じフロアで業務をしていて距離的にもかなり近いこともあり、所属は異なりますがチームの一員という感覚です。依頼や希望などがすぐに上がってくるため、依頼がきてからの対応するスピード感が早いことは強みだと思います。広告運用を担当しているのは私ともう一名の計2名です。主に私が株式会社利他フーズの案件を担当しています。

▶▶▶導入背景

属人的になっていたので、今後部下が増えていく際にもちゃんと社内で共有できる形にしていかなければと(中山氏)

利他の蔵社は2017年から『ATOM』をご利用いただき、2019年の4月に一度ご解約されています。最初の導入時に抱えていた課題と、解約に至った理由をお教えください。

中山氏: 私が入社したのが2019年の8月ごろ、ちょうど『ATOM』を解約していた時期にあたります。当時の導入理由は、取り扱う媒体数が増えていくにしたがって運用業務の手間が増えていったから、と伺っています。会社としても、Google、Yahoo! JAPAN、Facebook以外にも媒体を増やしていきたかったものの、実態として増えていなかったんですよね。そうなると『ATOM』も使いきれておらず、自分で集計できそうだということで解約したようです。

約8ヵ月後の同年12月に、再度『ATOM』をご契約いただきました。どういった理由があったのでしょうか?また、再度『ATOM』を選んでいただけた理由も合わせてお教えください。

中山氏: 1番は、作業の効率化が目的です。毎朝の進捗管理の作業時間の短縮を考えたときに、ツールを採用すべきだと考えました。また、『ATOM』を解約した後は、各媒体からCSVをダウンロードしてExcelで作ったレポートに張り付ける作業をしていたのですが、退職した前任が作ったフォーマットだったこともあり、可変を加えようとするとかなり手間がかかっていました。どうしてもレポートのフォーマットも属人的になってしまうので、今後後任や部下が増えていくとなった際にも、ちゃんと社内で共有できるような形にしていかないと、という考えもあります。先ほどお話した媒体数も、Twitter、LINEが増え、今後しっかりと運用していこうというお話も一つありました。他にも2つのツールと比較しましたが、価格と、対応している媒体を見たときに一番ニーズに合っていたのが『ATOM』だったので、再度契約させていただきました。


▶▶▶ご利用内容

『ATOM』のご利用方法をお教えください。

中山氏: 『ATOM』を活用しているのは主に私です。もう1名が扱う案件は集計が特殊なこともあり、現状では利用頻度はあまり高くないですね。私は、毎朝の進捗管理に使っているのと、毎週の定例ミーティングに必要なレポート作成で利用しています。この定例用のレポートフォーマットも、過去に使用していた形で作成していただいたので、早速活用しています。

―請求書用など、キャンペーンを細かく使い分けていらっしゃる印象ですが、どのような使い方をされていますか?

中山氏:1つのアカウントの中で、キャンペーンを細かく分けて設定しています。請求書などもそうですが、弊社ではLP(ランディングページ)のABテストも頻繁に行っており、LPを複数作成することがあります。これもクライアント様がすぐ近くにいるからこそ高頻度で試せることの一つだと思っていますが、それぞれの成果を追わなければいけないので、細かく設定できる点は非常にありがたいです。

▶▶▶成果・効果

進捗管理の約10~15時間と、レポートの約12時間の工数削減。浮いた時間はクリエイティブの作成時間に充てています(中山氏)

『ATOM』導入による成果についてお教えください。

中山氏: 定量で測ってはいないのですが、毎朝進捗管理を最低でも30分程度行っていたので、1ヵ月で約10~15時間かかっていた工数がほぼ丸々削減できています。定例ミーティング用に作成していた週次レポートも、以前は1日の午前中を使っていたのですが、ボタン一つでできるようになりました。レポート作成工数は月間約12時間程度の削減ですね。この浮いた時間は、クリエイティブの作成時間に充てています。運用側でできることはやはり、CPCの改善やキーワード追加といったアカウント改善だと思いますので。 また、レポートに前年比・前月比が出てくることも良かったです。以前は前年比・前月比を入れておらず、クライアント様からの希望があれば運用レポートを別途ダウンロードして出していました。過去のフォーマットに入れようとすると数式が崩れてしまって時間がかかったり、毎回データを引っ張ってきてくる手間があったのですが、『ATOM』ではデフォルトで前年比・前月比のデータが出るので、一目で良い悪いがわかり、クライアント様からもかなり喜ばれました


▶▶▶『ATOM』へのご感想・ご要望

『ATOM』をご利用いただいているご感想をお聞かせください。

中山氏: 『ATOM』については、重ねてのお話になりますが、スピードがかなり速くなり、業務も楽になりました。やはり広告運用の業務では、営業日以外の土日祝日にもデータをダウンロードして気にかける必要が出てきますが、ボタン一つで出るようになったため、時間を有効活用できるようになって本当に良かったなと思っています。また、レポートのフォーマットを、現状のまま作ってほしいという希望を、白鳥さん(SOT ATOM カスタマーサポート)に快く受けていただきました。急にフォーマットが変わるとクライアント側も困惑してしまうので、対応していただけて助かりましたね。

『ATOM』へのご要望や、期待したいことがあればお教えください。

中山氏: スマートニュースやグノシーなどのアドネット系、Amazonも今後やっていきたいと考えているので、対応媒体が増えていくとすごく良いなと思っています。また、リアルタイムの運用状況の確認は(APIの仕様上)難しいと思うのですが、アプリ化してスマートフォンで見られるようになると嬉しいです。

▶▶▶メッセージ

『ATOM』は誰がみてもわかりやすいですし、今後引き継いだ際も、ボタン一つで変わらない結果が報告できます(中山氏)

ありがとうございます。最後に、御社と同じようなお悩みをお持ちの企業様へのメッセージをお願いします。

中山氏:自社でも感じたのは、人数が少ないとどうしても属人的になってしまい、引継ぎや教育も大変という状況になりやすいということです。『ATOM』は誰から見てもわかりやすいですし、フォーマットさえあれば次の担当に引き継いだ際にも、ボタン一つでこれまでと変わらない結果が報告できる点も大きいと思います。ぜひツールの導入をおすすめしますと他社様にお伝えしたいですね。




今回、利他の蔵社からは、少人数体制かつ、特定の商材を取り扱う広告会社ならではのご利用内容を伺いました。

ご解約中に発生した工数や、属人的になりやすいという問題点、今後の業務内容や人材面も見据えて、再び『ATOM』を選んでいただいたという、非常に嬉しいお話もお聞かせいただきました。
お忙しい中、ありがとうございました!



【企業情報】

 ■株式会社利他の蔵

 熊本で事業を展開するRITA GROUPの1社。“利他の心”で寄り添う、デジタルマーケティングパートナーとして、リスティング広告をはじめとしたWebマーケティング事業を担う。

 株式会社利他の蔵:http://ritanokura.co.jp/

 株式会社利他フーズ株式会社RITA-STYLE


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