採用求人メディアや採用管理システム、人材紹介、就活サイトなど、幅広い求人サービスを展開している株式会社アイデム(以下、アイデム社)では、求人に関するWeb広告運用チームを社内に設けており、SO Technologies(以下、SOT)の運用型広告統合管理プラットフォーム『ATOM』をご利用いただいています。

一般的なWeb広告の展開とは違い、短期でスポットの案件が多い求人広告領域において、Google 広告のほか、求人検索エンジンであるIndeedの広告運用にも『ATOM』をご活用いただいています。『ATOM』をどのように活用いただいているのか、膨大なアカウント数を運用する中で、どの程度工数削減できたのかを伺いました。

お話をお伺いしたのは、株式会社アイデム 東日本事業本部 次長 大日方(おびなた) 憲介様と、Indeed広告運用を担当されている東日本事業本部 WebリライアンスDiv. Cube 大塚 みなみ様、Google 広告を担当されている江口 真望様です。

Summary

 ご利用企業名   株式会社アイデム
 ご利用期間    2018年3月~現在
 課題       レポート工数(作成・送付)
 決め手      Indeed広告が接続できる可能性が高い/レポートの自由度/自動作成・送付/価格面
 活用方法     月次レポート作成・自動送付、営業担当への閲覧権限付与
 効果・成果     新規のアカウント登録作業が1件当たり1/2に削減
          レポート作業時間が約8割減
          社内でのコミュニケーションコスト削減
          社内(営業-運用担当者間)のコミュニケーションコスト削減

大日方様 
 株式会社アイデム 東日本事業本部 次長
  大日方 憲介 氏

 Webサービス全般の営業推進と、その仕組みづくりを担当。

mono 
 東日本事業本部 WebリライアンスDiv. Cube
 大塚 みなみ 氏

 Indeed広告の配信を担当。

江口様 
 東日本事業本部 WebリライアンスDiv. Cube
 江口 真望 氏

 Google 広告の配信を担当。

▶▶▶株式会社アイデムについて

御社の事業内容と、広告運用についてお教えください。

大日方氏: 事業内容は求人、人材サービス全般ですね。Web広告に関しては、弊社サービスの「Jobギア採促」で、求人用の採用ホームページをお客様ご提供し、その採用ページへの集客にGoogle 広告やIndeed 広告を使うケースが圧倒的に多くなっています。弊社はデジタル系の専業代理店などとは違って、元々折込求人紙を提供している会社ということもあり、Web広告に対して営業一人ひとりの知識は必ずしも専門ではありません。だからこそお客様にもわかりやすい形で、Google 広告やIndeed広告をパッケージにして販売しています。求人という特性上、特に非正規雇用の場合などは、「この1ヵ月で求人を出す」といった短期間での広告掲載が多いので、いかに多くの企業様の需要に対応できるかを重視しています。通常はGoogle広告なども、中~長期間かけて改善を繰り返しながら運用していく場合が多いと思いますが、そういう意味では、弊社は広告を掲載する期間が短いからこそ、正確さを重要視しております。その中でも、仕組みをどんどんブラッシュアップして改善していくことに取り組んでいる最中ですね。その中の一環に『ATOM』もあります。

▶▶▶導入背景

弊社ではIndeedのアカウント数が多くなることはわかっていたので、いずれIndeedが接続できそうなツールを探していました(大日方氏)

『ATOM』ご利用前は別ツールを導入されていたとのことですが、どのような課題があったのでしょうか。

大日方氏: Google 広告を始めるというときに、元々はレポートではなく入稿ツールとして、2016年ごろから別企業様のツールを導入していました。ただ、アカウント単価が少額で数が多いことと、一般的な広告運用の概念と、求人という性質が全く合わないこともあり、早い段階でただのレポートツールとして使うようになっていました。結局、自動入稿や入札は手動運用でやり始めていたので、形だけそのツールでレポート運用をやっていたのですが、レポート機能だけでみたときに、単発案件が多い弊社には向かず、別の方法を模索していました。

―別ツールを探される際に、入稿ツールは検討されなかったのでしょうか。

大日方氏: もちろんしました。一番の課題としてやはり入稿の工数が大きかったのですが、その中で、レポート工数の課題も発生していました。入稿の部分を解決するのはハードルが高い認識があり、色々とお話を伺ってもすぐには解決できそうになかったので、それも含め、レポートの部分だけでも解決しようということになりました。ちょうどアカウントがすごく増えていたので、レポートだけでもスムーズに対応できれば非常に楽になると考えていました。最初は、Google社から『ATOM』をご紹介いただきまして、その後、葛谷さん(インタビュー時点 SOT 執行役員(当時テクロコ取締役)/現在 ソウルドアウト社 エリアビジネス本部 本部長)の前任の方からお話を伺って、その時はまだ話が進められなかったのですが、再度葛谷さんからご連絡をいただき、という感じですね。


―運用側ではどのような課題があったのでしょうか。

江口氏:Googleでは、案件数が多いため、いかにレポート作成の工数を減らすかが一番の課題でした。また、以前のツールでは項目のカスタマイズができないものでしたので、営業担当から「このデータだけほしい」と依頼がきた際には手動で抽出しておりました。

大塚氏:Indeedのレポート作成についても、工数がかかることが課題でした。毎回、営業担当からメールを受けたら、すべて手作業で、1アカウントずつ入りダウンロードして、テンプレートに張り付けて……という対応をしておりました。

導入の決め手をお教えください。

大日方氏:Google広告は必須ですが、弊社ではIndeedのアカウント数が多くなることはわかっていたので、Indeedが接続できそうなツールを探していました。当時は、まだAPIが解放されていなかったと伺いましたが、SOTのグループ会社様が代理店販売もされていて、可能性は高いと考えたことが大きな理由です。

江口氏:また、レポート作成に関しては、レポートをカスタマイズして作成できるサービスとして『ATOM』を選びました。

大塚氏:レポート作成工数が非常にかかっていたので、レポートの自動生成、自動送付も決め手の一つです。

大日方氏:価格面も、当時はこれが適切という判断基準は持ち合わせてはいませんでしたが、弊社は1アカウントが少額となるので、1アカウントに対しての金額感を考えたときに適切だと判断しました。


▶▶▶ご利用内容

御社の運用体制についてお教えください。

江口氏:チームとしては、GoogleとIndeedで分かれています。Indeedは2~3名、Googleは5~6名体制で、どちらにも対応できる者が時期に応じて異動しながら運用しているようになっています。アカウント数は、Googleでは約320アカウント程度を運用しています。

大塚氏:Indeedは600~800アカウントを運用しています。

―多くのアカウントを、どのように分担されていらっしゃるのでしょうか。

大塚氏:Indeedでは、アカウントごとに担当を設けるのではなく、当日配信しなければいけない共有リストを作り、順に対応しています。問い合わせやレポートについても、依頼を受けた者がそのまま担当し、メンバーが不在の場合も対応できるようにしています。

江口氏:Googleでは、入稿から配信終了まで1人の者が担当する形にしています。プランや商材と入稿者のキャパシティに応じて、毎週担当を割り振って運用しています。単純計算で一人あたり60~70件程度担当しています。

大日方氏:弊社はとにかく短期、かつ少額なので、受注形態も毎週です。できるだけご要望に合わせるため、毎週受け付けているので、ご依頼がきたものをどんどん回していく形ですね。

―全国に拠点がありますが、広告運用は本社のみでされているのでしょうか。

大日方氏:東西に事業本部が分かれていて、比較的それぞれ別のやり方でやっていますが、東西どちらにも同様の体制があります。西日本では、『ATOM』をGoogleにのみ繋げていて最近Indeedもやり始めています。『ATOM』を導入したときも、それまでのやり方が異なっていたので、すぐに西日本でも活用することは難しいのですが、揃えられるところは揃えていきたいと思っています。

日々の『ATOM』のご利用内容をお教えください。

大塚氏:Indeedでは、依頼を受けたときに、レポートの登録までしています。配信自体は月中スタートもありますが、レポートは一貫して原則毎月3日に、営業担当宛てに自動送信するように設定しています。進捗管理機能は今のところ使っていません。進捗、予算消化が問題なくできているかを見たいのですが、まだ手を付けられていない状態です。

江口氏:Googleも同じで、レポート自動送付は月初3日に送信しています。進捗管理は、今テスト的に使い始めています。


▶▶▶Indeedについて

Indeedは『ATOM』が対応するまで手動でレポート作成をしていたため、累計約2,500のアカウントを自動送付できるようになりました(大塚氏)

アイデム社の『ATOM』アカウント接続数を拝見すると、ご利用開始から約2年で、2018年末頃と2019年末頃に2度大幅に伸びています。これはどのような要因があるのでしょうか。

大日方氏:1度目は、それまでGoogleだけを接続していた『ATOM』に、Indeedを対応いただけるようになったことで、一気に増えた形ですね。

大塚氏:Indeedは『ATOM』が対応するまで手動でレポートを作成していたため、累計約2,500のIndeedアカウントが自動送付できるようになりました。

大日方氏:2度目に関してはお客様との接点数を増やしたことで、昨年の冬にIndeedの新規案件が一気に増えた影響があると考えています。

江口氏:西日本でも、最近はIndeedへの接続も進めているようで、『ATOM』へ一気に登録し始めているので、その要因はあると思います。


▲Indeed接続アカウントの推移イメージ

▶▶▶成果・効果

それまで接続していなかったIndeedではレポート工数が8割削減、Googleでも登録コストやコミュニケーションコストが大幅に削減。

『ATOM』導入による成果についてお教えください。

江口氏:『ATOM』にしてから、自分たちでレポートをカスタムできるようになっているので、一つのExcelでGoogle、Yahoo!、GDNといった複数の詳細をまとめて出せるようにしているので、とても見やすくなり、比較しやすくなりました登録も以前は約5分ほどだったのが、3~4分でできていますので、1件1件は短い時間ではありますが、アカウント数が多いのでかなり時短になっています。既存のアカウントの場合1チェックだけなので、その場合は1~2分で済んでいます。

大塚氏:定量的にはレポート工数が、8割ほど削減できているかなと思います。レポートの作成に何より時間がかかっていて、メール対応も合わせると1件に15分強かかっていたのを自動送付にしたことで、その手間が丸々なくなりました。今までは、案件数が非常に多いので、レポートも依頼が来たときしか返せていなかったのですが、それも改善できたなと思っています。定性的には、削減できた時間を、現在自動化できない改善施策提案や、お問い合わせ対応に注力することができ、クライアント様へより手厚いサポートができるようになっています。

江口氏:また、『ATOM』ですごく良かったなと思うのが、閲覧権限です。権限をつけることによって、営業担当が自身のタイミングでレポートをダウンロードできるようになったことで、営業担当からの問い合わせの時間もかなり削減できたと思います。


▶▶▶『ATOM』へのご感想・ご要望

『ATOM』をご利用いただいているご感想をお聞かせください。

大塚氏:サポート部分に関しては、FAQにほぼ書かれているので大変役に立っています。動画がついているのも有難いです。お問い合わせを入れたときも、1~2営業日で一時回答をいただけているので、満足しています。ツールとしても、使いやすいですね。ただ、教えていただいてはいるのですが、LAWデータから引っ張ってテンプレートに入れることが難しく、頑張っているところです。キャンペーンごとに抽出ができると伺ったので、今後はデータの落とし方も変えていかなければならないと思っています。

江口氏:今、Googleでは商材ごとに22種類のテンプレートを作って運用させていただいているのですが、キャンペーンごとのデータも落としたいので、先日ATOM道場にお伺いして基礎的な作り方を教えていただきました。それをベースに改善していきたいと思っています。

大日方氏:営業側からも、要点を押さえたレポートでお客様先でも活用やすいと、満足頂いております。現状、GoogleもIndeedも、管理画面は運用チームのみが使っていて、営業側に権限を渡していません。営業側は、基本的にレポートでしか見られない状態ではありますが、『ATOM』の権限を付与して営業活動に活かしていくというのは、仕組化すれば良いかもしれないと思います。

『ATOM』へのご要望や、期待したいことがあればお教えください。

大日方氏:本当は、レポートだけでなく入稿まで一元管理出来たらいいんだろうなと思いますね。あとは、今はGoogleとIndeedでレポートが分かれているので、もっとシンプルに、全体の必要な情報だけパッと見でわかる、サマリー的にわかるテンプレートを作りたいと今社内で話をしていますが、これは弊社側の話なので……、特にないです(笑)。

大塚氏:Indeedに関しては、一番『ATOM』から落ちると助かるのが案件詳細のデータですね。この削減ができるともっと工数削減になるかと思っています。

大日方氏:弊社は様々な求人に対し「採用」を提供しています。全体のデータよりも1個1個の求人案件に対してのご依頼であり成果報告なので、最終的には1件ずつどうなの?という話になりますね。

江口氏:Googleでは13ヵ月以上使っていないアカウントが休眠してしまいますが、『ATOM』には登録したままで、復活したら使うことにしようと思ってはいるものの、Googleが休眠してしまうとAPIの接続が切れてしまい、結果エラーが出て、解除するためにアカウント情報を一度消して繋ぎ直す作業が発生するので、表面で繋ぐかどうかのオンオフができたら良いなと思います。そうなれば、エラー自体も減って、再登録する必要がなくなるかなと考えています。


▶▶▶メッセージ

このようなツールは弊社のような週単位の運用に向いていないケースが多い中で、『ATOM』はカスタマイズしながら対応できる。(大日方氏)

ありがとうございます。最後に、御社と同じようなお悩みをお持ちの企業様へのメッセージをお願いします。

大日方氏:御社のようなツールは、弊社のような業態に向かないケースが多いんですよね。基本的に長期をベースにしているもので、Web代理店向けであることが多く、弊社みたいに週単位の運用にはあまり向いていない。ただ、そんな中で 『ATOM』に関しては、カスタマイズしながら対応できるようになっているし、今なお色々な形で変化させることができる部分は、弊社のような運用にもマッチしたので、同じような企業様があるのであれば、規模問わずうまくハマるんじゃないでしょうか

大塚氏:アカウントが多いとそれだけでやることが増えてしまうので、どこの企業様もネックになるかなと。削減できるところは削減した方が効率も良くなるので、『ATOM』のようなツールは非常に使い勝手が良いのではと思います。

江口氏:ほぼほぼ一緒にはなってしまうのですが、アカウント数が多い分、一人の営業が担当している案件も多くなるので、進捗管理など権限で分けてリアルタイムに近いデータを見ることができる機能などは、他の企業様でも同様に使っていけるのかなと思います。


さいごに

今回はアイデム社の本社にお伺いし、比較的短期運用、かつ数多く運用される求人広告の運用に、『ATOM』をどうのように活用いただいているのかをお伺いしました。(2020年3月上旬実施)

『ATOM』にIndeed広告が接続できるようになったことで、レポート自動化・自動送付機能を活用して大幅な工数削減につながったこと、Google 広告でもカスタムレポートにご満足いただいており、1件あたりの登録やレポート工数も半減したという成果をお伺いすることができました。

また、短期運用に向いていないツールが多い中、『ATOM』はカスタムの方法次第で活用していけるという嬉しいお言葉もいただきました。

今後とも、『ATOM』とSOTともども、よろしくお願いいたします!お忙しい中ありがとうございました!



【企業情報】

 ■株式会社アイデム

 1970年創業。人に「はたらく」感動を、企業には「人材」という価値をつなぎ、地域が発展できる社会の実現を目指し、求人メディア、新卒採用サイト、採用ホームページ構築、人材紹介といった幅広い人材サービスを展開する。

 株式会社アイデム:https://www.aidem.co.jp/


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