WebプロモーションやWebサイト制作、業務アプリケーション制作などのITソリューションを提供している株式会社プロフィックス(以下、プロフィックス社)。2015年からSO Technologies株式会社(以下、SOT)が提供する広告会社支援SaaS「ATOM」を長くご利用いただいています。

ATOMを長らくご愛顧いただいている理由や、2名体制での広告運用で「新レポート機能」をどのように活用されているのかを、株式会社プロフィックス 広告部の野中 千裕様と曽根 葵様のお二人にお話を伺いました。

※インタビューはオンラインで実施しています。

Summary

 ご利用企業名   株式会社プロフィックス
 ご利用期間    2015年〜現在
 導入前課題      レポート作成工数を削減にしたい / 少人数で運用したい
 決め手       複数媒体のダッシュボード化が可能 / 担当者ごとのアカウント管理が可能
          / KPIに準じたアラート設定が可能 /レポーティングの機能
 効果・成果      レポート作成の工数削減による時間の有効活用
            新レポート活用で、レポート生成時間が5分から体感で約30秒に大幅短縮
            ABテストの検証がやりやすくなりクライアントへの提案が容易に

野中様 
 株式会社プロフィックス
 広告部 係長

 野中 千裕 氏



 
 広告部

 曽根 葵 氏


▶▶▶株式会社プロフィックスについて

お客様が抱える課題を解決するITソリューションを元に、提案から制作まで幅広く対応

御社の事業内容をお教えください。

野中氏:弊社の事業は、お客様の課題をデジタル視点で解決することを軸としています。「Webプロモーション設計・運用」「Webサイトの制作」「業務アプリケーションの制作」の3つの事業を展開しており、提案から制作まで幅広く対応しています。姉妹会社の株式会社エイエイピー(以下、エイエイピー社)と同じ建物内にオフィスがあり、一般の広告代理店と制作会社のような垣根はありません。

広告代理事業における特徴や強みをお教えください。

野中氏:Web広告だけでなく、姉妹会社のエイエイピー社と協力して、テレビCMや、オンライン広報、Webサイト・LP制作と合わせてプロモーションを担当させていただく機会が非常に多いです。

そのため、クロスメディア戦略の一環としてWeb広告を実施し、連動感と一貫性を持ってお客様にあったプロモーションを実施できるのが弊社の強みです。弊社はWeb制作も行っているため、LPを制作する際にWeb広告をセットで提案したりもしています。


ご担当されている業務内容や、チーム体制をお教えください。

野中氏:私たちはWeb広告の運用チームにおり、担当営業から案件を受け、Web広告のターゲティングなどの提案や日々の広告運用をしています。広告代理事業は営業チームと運用チームに分かれています。営業チームは静岡と東京にそれぞれ2拠点ずつ、運用チームは静岡にあり私たち2名で担当しています。

静岡と東京の広告運用に関して、地域の特徴や、デジタル広告に対する温度感などに違いはありますか?

野中氏:弊社のお客様は昔からの付き合いのあるお客様も多いのですが、新規のお客様も増えています。特徴に関しては業種によって違いがありますが、静岡県のお客様は商圏を静岡〜近隣に限定して配信させていただくことが多いです。一方、東京では全国区でパフォーマンスによって調整していく傾向があります。

温度感に関しては、私たちがご支援している企業様の場合、首都圏も静岡県でも大きな違いはないと感じています。数年前まではWeb広告を初めて導入されるお客様が多かったのですが、今はWeb広告に関する知識があるお客様が増えています。そのため、お客様と費用対効果を考えながらプロモーションを実施するケースが増えている印象です。近年、Pinterest(ピンタレスト)などの新しい広告媒体も増えていますが、新しい媒体に関しては首都圏のお客様の方が興味を持たれやすい傾向があります。

導入背景

複数の媒体を運営する上で課題となっていたのは、レポートの作成工数と効率化

ATOMをご導入いただいた2015年ごろは、ATOMのようなツールも少なく、導入されている企業も多くはありませんでした。当時の導入背景について教えてください。

野中氏:弊社は2012年ごろからWeb広告の運用代行業務を行っており、最初の売上目標を達成したら運用ツールを導入しようと計画していました。

導入前は、少人数で最大数のアカウントを運用することを事業方針としていたのですが、「レポートにかかる時間」「複数媒体を運用している」「顧客管理がダッシュボード化されておらず確認に手間がかかる」という課題を抱えていました。そのような時にタイミングよくATOMをご提案いただいたのがきっかけです。

導入の決め手となったのは以下の4点です。

  • 複数媒体のダッシュボード化ができる
  • 担当者ごとにアカウントの管理ができる
  • KPIに準じてアラートが出せる
  • レポーティングの機能

また導入を担当した上長からは、当時ご対応いただいた担当者の七五三さん(現在はSO TechnologiesにてAG-Boostを担当)の人柄の良さが最終的な決め手となったと聞いています。

現在は多様なツールも生まれています。長年ATOMをご愛顧いただいている理由があればぜひお教えください。

曽根氏:カスタマイズ性が高い点が大きいですね。また、一度設定しておけばお客様ごとに確認をせずにレポートを出せるなど、欲しいと思った機能がそろっているので、複数のツールで登録する必要がなく非常に使い勝手が良いこともあります。

実は、一度ATOMと他社ツールを比較検討したことがあるのですが、ATOMのサポート体制に満足していましたし、広告レポート作成時にExcelの関数処理が不要になる新レポート機能へのアップデートもあったので引き続き利用させていただこうと決めました。


活用方法・成果

新レポートは社内で好評。レポート生成時間の短縮や、クライアントごとのレポートカスタマイズも手軽に

普段、業務の中でATOMをどのように活用いただいますか?

曽根氏:特に使用頻度が高いのは、前月分の配信結果をまとめる月次報告と、ご要望に応じて対応している速報値のレポート作成です。弊社は2名体制なので、様々な媒体を運用しているお客様のレポート作成を集約して行えるのがとても助かっています。レポートの自動送付も可能なので、工数の削減に役立てています。

新レポート機能の活用方法と、利用してみてのご感想をお教えください。

曽根氏:全体を通して、社内でもとても好評です!現状、新レポートは特にFacebookとInstagramを運用されているお客様に活用しています。

これまではYouTubeとその他の媒体でレポートがばらけていたので加工が必要でしたが、新レポートでは各媒体レポートのサマリーを1枚にまとめて見ることができるようになりました。お客様からもわかりやすいだけでなく、営業担当からも予算のアロケーション提案がしやすくなったと聞いています。レスポンシブ広告のバナーが細かく出せるようになったことで、広告IDなどを分析軸に追加して、成果改善のABテストの検証にも活躍しています。

また、月を跨いだスポット案件のレポート作成や、クライアントそれぞれの要望に合わせたレポート単位のカスタマイズなども管理画面上で対応しやすくなっています。急な依頼にも対応しやすくなりましたし、例えば都道府県レポートを市区町村に変更するなど、クライアント単位で無限にテンプレートが増えてしまう状態を防げるようになっていて、満足しています。

新レポート機能を使って良かった点は他にも多数あるのですが、レポートの画像サイズに合わせてセルのサイズが自動調整されるようになったことも嬉しい部分でした。お客様に印刷してお渡しする場合がよくあるので、お客様からのレポートの見え方も改善されていると感じます


▲都道府県→市区町村への変更など、部分的なカスタマイズも管理画面上で対応可能に。

成果についてお教えください。

曽根氏:『ATOM』がなかったら、レポート専任スタッフが追加で何人か必要だと思います。現在は2名体制で、他の業務と並行しながらレポーティングをしていますが、レポートにひとつずつコメントを入れて送付していることもあり、それでも7営業日くらいかかります。

新レポートを利用し始めてからは、レポート生成時間が大幅に早くなったと感じています。Excelの関数がなくなったことでファイルの重さも解消されており、従来は5分程度かかっていたのが、体感で30秒ほどになっており、作業がスムーズに進めやすくなりました。削減できた工数で媒体のアップデート情報の確認や、広告更新の提案・設計をするなど、時間を活用できています。

野中氏:レポート機能を主に利用しているので、進捗管理も活用検討段階で、まだ営業担当者に管理画面を共有することまではできていません。しかしATOMでレポート業務を簡略化できるだけでも本当に助かっています

感想・メッセージ

サポートも手厚く、実際に触ってみると良さが分かるツール

サポート面でのご感想をお聞かせください。

曽根氏:導入サポートや導入後の対応への不満は特になく、問い合わせに対して、わかりやすい回答をすぐにいただけるので、悩むことなく問題を解決できます。その後、解決したかどうかも確認の連絡をいただけるので、急いでいる時も安心して利用でき、とても助かっています。

今後、ATOMにどういったことを期待されているか、率直にお聞かせください。

曽根氏:最近は、SNS系の併用が増えており、特にLINEやTikTokが増えているので、新レポートがこれらの媒体に対応できたら嬉しいです。

野中氏:これまで課題だった、クライアント別のカスタマイズ対応も新レポート機能で改善できているので、今後の機能開発にも期待したいです。媒体関連以外にも、管理画面上で指標を書き換えた時に、単位がレポートに反映されると助かります。現在は手動で直しているので、管理画面上で設定が完結できたら良いと思います。

最後に、御社と同じような課題を持つ他企業様に向けて、メッセージをお願いいたします。

曽根氏:レポート作成の工数や時間が大幅に減らせるので、残業が多く、業務を効率よく進めたいなどの課題を抱えている場合は、まずは触ってみていただくと良さがわかるツールだと思います。サポートが手厚いので、少しでも困っていることがあればぜひ試してみていただきたいです。

野中氏:他社がどのくらいの人数でどのくらいのアカウントを回しているかは把握できていませんが、弊社では現状2名体制で多くのアカウントを回せています。レポート機能を中心にATOMを活用していただけたら、工数削減と少人数での運用が実現できるのではないかと思っています。

さいごに

今回は、プロフィックス社の野中様と曽根様にお話を伺いました。

運用チームは2名体制という少人数にも関わらず、ATOMのレポート機能の活用で多くのアカウントを運用されている様子が伺えました。特に、新レポート機能をご活用いただく中で、嬉しいご感想をたくさんいただきました。今後も皆さまのご意見やご要望を伺いつつ、媒体追加や機能改善を進めてまいります。

この度は、貴重なお時間をありがとうございました!


【企業情報】

 ■株式会社プロフィックス

 静岡、東京、三島の3拠点にてwebサイトや業務アプリケーション、webアプリケーションなどのITソリューションを提供。

 コーポレートサイト:http://www.prophix.co.jp/


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