『ATOM』導入事例インタビュー：株式会社五箱様「毎日2時間の業務工数を削減。現状把握力がアップし攻めの運用へ」

顧客理解を基点に集客から接客までをワンストップで提案しCVを最適化

ー まずは御社の事業内容についてお聞かせ下さい。

粕谷：五箱は企業のウェブマーケティング支援をしている会社です。1つの専門分野に必ず1人精通したメンバーが在籍し業務を担当します。具体的な業務としては、企画設計、ウェブデザイン制作、データベースシステム構築、リスティング運用業務、DSP運用ディレクション、SEO設計実装、アクセス解析業務、改善サイクル構築、営業プロセス改善業務、素材作成（写真等）と多岐に渡りウェブマーケティングに関わる周辺サービスはほぼ網羅出来ていると思います。お客様にとって今足りないものや必要とされるものを話し合いの中で決定し、五箱メンバーのリソースとノウハウを基に必要な分だけを提供するちょっと特殊な会社です。その中でリスティング広告の運用業務は一番お客様からのニーズが高い業務になっています。

ー お客様からはどのような点が喜ばれていますか？

粕谷：一つ目は、リアルなコミュニケーションとお客様の利益を考えて動ける点で、お客様の事業理解を最初に行った上で、お客様のご予算に合わせた提案を行うことです。二つ目に業種特化ではなく、様々な業界に精通している点で、現在は大小合わせて数百アカウントを運用しているので、様々なノウハウが溜まっています。三つ目は入口から出口までをワンストップで対応している点で、集客だけでなくサイト解析やサイト制作などの前後までをフォローしリスティングの成果を最大化できるところがお客様に喜んで頂いていると思います。

ー ご担当の方々のミッションを教えて下さい。

大川：リスティング広告の運用/コンサル業務がメインで、予算の中でのCV最大化をミッションにしています。

山下：代表の粕谷と一緒に代理店様や広告主様と打ち合わせを行い、その場でヒアリング、結果報告や提案を行っています。

ー ミッションを遂行していく上で大切にしていることはなんでしょうか？

大川：お客様の単価を把握して、お客様の利益が出るCPA目標を提案することです。

山下：利益が最大化出来そうであれば、CPA目標の上限を上げることもありますし、逆に獲得が見込めない場合は予算を下げる提案を行うこともあります。お客様の利益になることを常に考えることが重要だと考えています。

予算やコンバージョンの状況を容易に把握。データ作成業務が"0"に

ー ATOM導入の決め手は何でしょうか？

山下：予算やコンバージョンの状況把握が容易に出来るようになる点です。
今までは、毎日2時間くらいかけて、媒体管理画面に一つずつログインを行い、数値データをExcelに打ち込んで日々の進捗管理を行っていました。結果として分析や解析といった重要な業務に時間を割くことが出来ていませんでした。

大川：昨年は進捗管理用のデータ作成に毎日1時間くらいを要要していましたが、日々アカウントが増えていく中で、それに応じて時間が掛かってきており、工数だけでなくミスも増えていることが問題でした。

テクロコ：ATOMの進捗管理機能が、まさにその問題を解決するための機能だったのですね？

山下、大川：そうですね。あと、アラート機能も魅力的でした。

テクロコ：他にも類似サービスがあると思いますが、その中でもATOMを選んで頂いたのは何故でしょうか？

山下：当社とお付き合いしている信頼出来るパートナーさんから、事前にATOMの紹介を受けており、競合サービスと比較して機能面やUIなどの優れている点を教えてもらっていたのがATOMを利用する大きなポイントでした。そのような背景があった上で、実際に機能を見てこれは良いなと確信しました。

ー 実際に導入をして課題は解決されましたか？

大川：はい、導入して約1ヶ月が経ちましたが、まず今までExcelへ実績データを転記していた作業が2時間から0になりました。

山下：また進捗状況を確認する業務についても、詳細データが見られるようになったため、チューニングに入るまでの時間もアカウント辺り10～15分掛かっていたものが5分くらいに短縮されました。媒体を跨いだ合算数値、コストとCV以外の計算された数値データを一覧で見られるのが良いですね。

ー ATOM導入による副次的な効果はありましたか？

山下：アラート機能を使って事故を未然に防ぐことが出来る点です。
今、細かいチューニングを行っている最中ですが、例えば利用額の着地予想が115％以上、65％以下の条件設定を行い、予算オーバーと利用が進まない問題にアラートが出るようにしています。
また、CPAについてもアラートを設定しており、例えば今月頭から先週火曜日までのCPAと先週火曜日から本日までのCPAを比較し、悪化しているようであればチェックを行っています。このアラート情報を元にアカウント構成の見直しを行うきっかけにしています。

テクロコ：アラート機能は、事例に応じてプリセット条件を充実させていきますので、色々な活用方法を試して頂けると嬉しいですね。

ー 今後の課題やチャレンジについて教えて下さい。

山下：リスティング広告運用について、ATOMを使い効率化が出来るようになったので、もっと攻めの運用が出来るようにしたいと考えています。
あくまでお客様から頂いた予算の最適化がミッションとなりますので、リスティング広告の改善レベルを高めることと、他の媒体へも積極的にチャレンジしていきたいですね。

大川：お客様からのご要望に対して、五箱ならではの味付けをする時間を取れるようにしたいですね。

ー 今後、ATOMに期待することを教えて下さい。

山下：Yahoo!とGoogle以外の媒体とも連携が出来るようになると嬉しいですね。今後は色々な媒体にチャレンジしていきたいので、これらの数値も見られるようにして欲しいです。

テクロコ：市場も運用型広告の比率が上がっていますし、種類も増えているので弊社も今後チャレンジしていきたいと思います。

大川：あと、ATOMから入稿や入札も全部出来るようになると嬉しいですね。

テクロコ：確かにそれは良く言われます（笑）

山下：あとは、今月からATOMのレポート機能を使ったレポートに切り替わっていく予定です。今までは社内で作成していたので、この部分がATOMで担えるようになれば非常に助かります。今後も期待していますのでどうぞよろしくお願いします。

テクロコ：こちらこそよろしくお願いします。本日はありがとうございました。